皮膚の記憶

人間の皮膚には記憶がある

免疫システムみたいなものがあり、一度触れたものを覚え再び触れると過敏に反応することがあるそうで

年を重ねるごとに年齢のように積み重なっていくのでしょうか

赤ん坊で生まれた人間はおくるみで大事に包まれますね

最初の皮膚の記憶は大事なのでしょう

猫には皮膚の記憶がないそうで

ハーネスや服を嫌います

いつも更新せずにキャンセルする

いつも新しい感覚とは

私には三十年の年月を記憶しているけれど、もう一度なにを記憶させていくか考えることも

大事な選択だと思います

食べるものもそうですが、皮膚からの影響ももちろんある

目に見えてわかりづらい

皮膚についてもう少し掘り下げる

わたしは人の

他者のだいじな皮膚の記憶の一部を担っています

最近興味あることを挙げてみようと思います。急に

-皮膚(記憶と性質)

-古来の伝統(衣服、暮らし)

-植物学(草木染というより生態)

-日常食(発酵、手作り調味料、日本食)

他にも取り組んでいるものもありながら、主にいま相良でつくる衣にまつわること

知りたいことと勉強したいことが山のよう

少しづつ少しづつ

目の前の獲得を急がずに

背後の匂いを嗅ぐ

なにか一緒にお話できる方などいましたら

お話したい、切実

Narumi Uetani