私のスピーチ

私のスピーチ
私は若い頃、とてもグレていました。
大人がとても信じられなく、大嫌いだった。
なぜ私はグレ、ギャルになったのか。と、2023年の師走に考えました。何が私を変えたのか。
私はいわゆる、”社会的弱者”女性であり、若く、フリーランス、聴覚障がい者の子供です。
私は産まれてから視覚言語、手話を第一言語として生きてきました。両親は耳が聞こえず、マイノリティを生きてきた。

中学ではバレー部に入り、一年生からレギュラー、強くなりたいという気持ちが私を動かした。
先輩が引退し私は部長になれると確信をしていた。
顧向から、あなたを部長にするつもりたったけど、親が障がい者だから外すわ、と。その言葉はずっと頭の中に残っていった。それが人の知識の無さや、社会構図だとしたら、クソくらえ。

その時、私は人が一生懸命しても社会的なことや差別には敵わない、と。私の中に”反骨”が生まれました。
私はそこから様々な問題にぶち当たりました。それは私が両親から試練を与えられたのではありません、”愛情と宝”をもらい、今、ここに立っている。

社会が小さな私を殺しました。
タバコも酒もバイクもルールをやぶり、スカートを履きたくない、名付けられたくなくて坊主。
私が今、幸せでいられるのは周りの人々に助けられたから。私は小さな私が殺されたとき、誰にも助けを求められなかった。
もし、ここにいたら、グレなかったでしょうか?
もし、この時代に産まれていなければ、小さな私は殺されずに済んだでしょうか?私にだって分からない。

ですが、今ここにいるみんなで未来を考えていきたいのです。
日々、私たちは選択や判断を迫られています。
家庭、少子高齢化、男女差別、医療や福祉、子育て
たくさんの課題があります。しかしながら、今日おいしいご飯を食べれました。このご飯は2024年の私達の身体となります。
おいしいと言えるご飯を食べ、あたたかい衣を纏い、ただいまと言えばおかえりと言ってもらえる家に住む。

知らず知らずのうちに誰かを傷つけてしまっているかもしれません。
その時は教えて下さい、そして手をかして下さい。
今、隣にいる人の幸せを願いましょう。
希望をもって一緒に生きましょう。

一年間ありがとうございました

2023.12.31