私の中の循環

相良では循環を課題にしています。

それは生活の中でもそうで

古い着物の反物から衣を作る

でた端切れを縫い合わせる

継布にして布にする、衣にする

野菜を食べる

野菜の皮が出る

煮立たせて染める

できた衣を染める

着る

穴が開く

端切れを縫い止める

退色する

染め重ねる

誰かに継承する

サイズを変える

着る

家を解体する

土壁を壊す

また土壁をつくる

木を切る

落ち葉を肥料にする

端材を燃料にする

炭をつくる

畑に撒く

野菜を育てる

食べる

ひとが育つ

aaaaaaaaaaaaaa

小さな地域、家の中だけでも循環したいと思う

分業、効率化

からは程遠い世界

それが本当に心から

歓びに変わること

わからなかった

消費しているようで

されていたこと

目の前にある

できたサンドイッチを300円出せば食べれる

という過程には価値は無い

300円をどう生み出すかに価値があると思ってた

時間は無いし

サンドイッチを1からつくることには

それに勝る価値があると知る

人それぞれに物事の捉え方の違いは

当然あって、当たり前にそれでいい

共創、共存だけど、個々に力を持つこと

価値のない人間はいないし

死を待つだけの老人であふれた喫茶店も

少なくていい

でもどうやって伝えよう

体現 実現

衣をつくるなかでリズムがある

継布を縫うときと

衣を縫うときはちがう

身体でつくるか

頭で作るか

ぐらい違う

作る続けるなかで

自分を飽きさせないのは大事

なにより

母ならどう作るかはもっと大事

母なら同じ衣は作らない

生活の合間、に

かたかた

チョキチョキ

ちくちく

チャプチャプ

悩んだときは

”母ならどう作るか”

Narumi Uetani