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わたしは活字が不得意

元々長い読み物を読む習慣がなくて

すぐに脳内はどこかへ行ってしまう

具体的に対談や語りの人物が居れば

想像できて読み進めることができる

むしろ本を読み切った人に

どんな話?と聞くこともある

村上春樹 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

大学時代の友人がゆっくり話してくれたこと

この本が良いよってあらすじを教えてくれたら

入りやすくて

今村夏子 あひる

ちゃんと全部読めたこと

渡れない大きな溝に大きな板を置いて

渡らせてくれた感覚

ほらね、面白いでしょ?

って。

でもなかなか板がないと渡れない

どうしたものか

私の友達はみんな面白い読み物を知っている

山を登りながら一冊本を読み終えたりしたい(聞く)

逆に

短歌や詩が大好き

少しの言葉で想像させる技法に

自分と照らし合わせたり

使わない言葉の組み合わせに心躍ったり

ひとは何かに気持ちを乗せたりするものなのか

全く共感しない作家さんもいる

よく猫が登場する作家さんもいる

昨日、何か質問したい、と考えておいたこと

大人に将来の夢を聞くこと

80のおばあちゃんでも20の若造でも

夢ってなに?って聞かれなくなった

難しい質問は誰かがしてくれるだろう

夢を聞こう

そう思ったら質問コーナーはなくて

ふわふわと

あなたの夢は何ですか?

が宙に舞ってどこかへ行った

夢、か。

わたしはずっと手を動かして

人のためにものを作りたい

日によって変わるかも

でも根本は一緒

自分に向けてじゃなくて人に何事も矢印は向いていたい

私のすきな本を一冊

永井一正 つくることばいきることば

世の中が複雑になればなるほど、

その複雑さを貫く単純な美意識が必要になる

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つくることへの身体の在り方とか

想像することを凄まじい画力と共に伝えてくれる

つくるとか手とか

永遠に付き合っていくものだから

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