まなざし

山栄毛織

先日、愛知県津島市にある織元を訪ねました。

日本の毛織物の発祥の地と知られるのが津島

亀山から1時間ほど

しっかりとした商談室に、ギッと力が入る。

いつも自分、相手を理解するまでは身構えて心の中頭の中で会ったときの構想をしてしまいます。

悪い癖です

代表の山田さんは、houyhnhnmでの取材を拝見していたこともあり

志の高さをお会いする前から感じていました。

一点ものを亀山でつくっています。というと、事前に拝見していて頂いたようで

面白いと言ってくださった。

以前も此処で綴ったように、大手の作り手より生産量が少ない私のような作家は好まれない

私が今でもお付き合いしている多くは、量ではなく意志を大事にされている方ばかり

電話だけで一時間ほど近状報告することもある。

山田さんもその一人で、大事にされている事がわかる

死に在庫と呼ばれるものも、相良は積極的につかいます

死んでいるというより、眠っている

一つずつ生地を選んで、ボタンや糸も直接選びに行きます。

眠った在庫からも選び

古い手書きの設計書も、、、かっこ良かった

織機を観せていただけました

整経、経糸を整える工程だそうで、これが美しい

何千本の経糸を整えることもあるんだとか

工場の皆さんも優しく、織機の動き方から細かく教えてくれました

世代交代が進んでいるという山栄毛織も、経験からスピードの違いがあるそうで

苦戦しながらも取り組む若者を応援しています

遠方からも、働きたいと訪れるそうで

代表として後世のことを考えている山田さん

1915年創立から、守ること、進むことの

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